論文誌「農業気象」

 
第59巻(2003年)(年4回発行, 1号(3月), 2号(6月), 3号(9月), 4号(12月))
 

招待総説

1. Kuan-Chong Ting・David H. Fleisher・Luis F. Rodriguez :ファイトメーションシステムのためのコンカレント科学・工学(英文),59(2),93-101.
2. Hamlyn G. Jones・Ilkka Leinonen:  植物の水分状態の熱画像解析(英文),59(3),205-217.

研究論文

1. 山本晴彦・岩谷 潔・高巣由起:多収性イネにおける太陽エネルギー利用効率と太陽エネルギー転換効率の比較(英文),59(1),1-11.
2. D.A. ワヒド・石黒悦爾・下田代智英・平山慎作・上田耕平:水稲の分光反射特性とLAI, DWとfPARに関する基礎的研究(英文),59(1),13-21.
3. 伊藤昭彦:東アジア陸域生態系の純一次生産力に関するプロセスモデルを用いた高分解能マッピング,59(1),23-34.
4. 今 久・山本雄介・松岡延浩・岡野通明:日本における気候学的UV-Bメッシュ図の作成,59(1),35-41.
5. 杉浦俊彦・伊藤大雄・黒田治之・本條 均:ニホンナシ混合芽の自発休眠覚醒を抑制する温度条件について,59(1),43-49.
6. 浜本 浩・島地英夫・東出忠桐:各色LEDによる暗期中断処理に対する園芸植物の出蕾と抽だい反応(英文),59(2),103-110.
7. 王 秀峰・武田知己: 衛星データによるメッシュ単位の気候値(旬別平年値)推定に関する基礎的研究,59(2),131-140.
8. 間野正美・原薗芳信・宮田 明・Rommel C. Zulueta・Walter C. Oechel:Alaska州Barrowの湛水ツンドラにおける2000年度植物生育期間のCO2フラックスの季節変化とCO2収支,59(2),141-154.
9. 中井太郎・浦野慎一・佐藤隆光・平野高司: 草高が異なる群落間の顕熱移流の評価,59(2),155-164.
10. 青野靖之・守屋千晶: 休眠解除を考慮したソメイヨシノの開花日推定モデルの一般化,59(2),165-177.
11. 岡田周平・川本珠生・神近牧男: 紙マルチの分光特性,59(2),179-187.
12. 鳥谷 均・石郷岡康史: 気候要素を用いた純一次生産力の評価の試み,59(2),189-198.
13. 伊藤健吾・江塚友康・大槻恭一・神近牧男: 反射スペクトルによる芝の塩・水ストレス診断,59(2),199-204.
14. 後藤英司・高倉 直: 明暗周期の短縮によるレタスのチップバーンの抑制(英文),59(3),219-225.
15. 井上 聡・横山宏太郎: 5つの地球温暖化予測値を用いた日本での降雪深,最深積雪,積雪堆積環境の推定(英文),59(3),227-236.
16. 宮川逸平・藤原徹夫・小酒井一嘉・志賀陽一: コンニャクイモのキュアリング貯蔵における環境調節に関する研究,59(3),237-244.
17. 大場 真・高木健太郎・高橋英紀: 断続光条件における葉の時間平均光合成速度に関する数値実験(英文),59(4),259-268.
18. 石神靖弘・清水 庸・大政謙次: 日本の潜在的な自然植生分布に対する気候変化の影響予測,59(4),269-276.
19. 脇山恭行・井上君夫・中園 江: 水稲の登熟期における衛星データおよびアメダスデータを用いた収量予測法,59(4),277-286.
20. 濱嵜孝弘・岡田益己: べたがけに伴う温度変化とコマツナの生長との関係の簡易モデルによる解析,59(4),287-.

総 説

1. 野内 勇: 日本におけるオゾンによる農作物被害軽減のための農業対策技術(英文),59(1),59-67.
2.
 
フラックス観測・評価研究部会:地球環境研究におけるフラックス長期観測の役割と最近の動向,59(1),69-80.

短 報

1. 根本 学・篠田雅人・鞠 洪波:半乾燥地域における簡易土壌水分モデルの改良 内モンゴル,オルドスの事例(英文),59(1),51-58.
2. 後藤英司・大塚逸平・蔵田憲次: 植物生育モデルシミュレーションをWWW上で実行するためのCGI利用(英文),59(2),111-115.
3. 三浦昌孝・平野高司・平田竜一・最上純一・犬飼 孔・藤沼康実 : カラマツ林の熱収支に与える貯熱変化量の影響,59(3),245-250.

資 料

1. 横沢正幸・後藤慎吉・林 陽生・清野 豁: 大気CO2濃度漸増時の気候変化が日本へ及ぼす影響評価のための気候変化メッシュデータ(英文),59(2),117-130.
2. 気象庁総務部産業気象課: 2002年(平成14年)の日本の気候の特徴,59(3),251-258.
 

国際会議報告


研究部会報告