日本農業気象学会機関誌「農業気象」

第５６巻（２０００年）総目次

論　文

  1. A.F.M.S.イスラム・北宅善昭・平井宏昭・梁瀬雅則・森源治郎・清田　信：低湿地において土壌畝内に投入した籾殻燻炭の量がサツマイモの生育に及ぼす影響（英文），56(1)，1-9．
  2. 菅野洋光・徐　健青・小沢　聖：ヤマセと海風の地域的な気象特性と中山間地（岩手県久慈市〜山形村）への侵入，56(1)，11-23．
  3. 佐藤隆光・浦野慎一・武田知己：幅と密度の異なった防風林における風速分布の観測，56(1)，25-30．
  4. 野田美香・小林哲夫・薦田廣章・武政剛弘・森　牧人・園田裕虎：久住山麓の草地斜面上で観測された冷機の流下層（CADL）の構造とシアーフロー不安定性，56(2)，93-99．
  5. 田中逸夫・石井征亜：埋設パイプ内通水による畝内地温制御時の地温分布に関する数値シミュレーション，56(2)，101-109．
  6. 千葉　晃：北海道に冬期・夏期の最低気温極地をもたらす総観場の特徴，56(2)，111-121．
  7. 吉本真由美・原薗芳信・河村哲也：大気−植生−土壌系モデルによる高温・高CO2濃度条件下のダイズ群落におけるCO2収支の解析．56(3)，163-179．
  8. 小森知明・池本良子：光合成葉の葉面CO2濃度境界層および通気細胞層側CO2移動係数の解析的推算法．56（3），181-193．
  9. 戸田　求・三枝信子・及川武久・木村富士男：暖温帯草原上での二酸化炭素・水蒸気交換過程の季節変化（英文）．56（3），195-207．
  10. 谷　晃・北宅善昭・後藤英司・齋藤高弘・高橋秀幸：一定湿度条件下で重力が測定原理の異なる湿度センサの出力に及ぼす影響（英文）．56（3），209-215．
  11. 古　松・大槻恭一・神近牧男：鳥取砂丘におけるアルベドの特徴（英文）．56（3），217-225．
  12. 本條　毅・高倉　直：緑地熱環境評価のための２次元κ−εモデルの検証，56(4)，243-251．
  13. 本條　毅・高倉　直：都市緑地のスケール，配置変化に関する影響のシミュレーション解析，56(4)，253-260．
  14. 岡田啓嗣・浦野慎一・町村　尚・堀口郁夫：人工衛星データを使用した地域蒸発散量の推定，56(4)，261-273．
  15. 丸山篤志・大場和彦・黒瀬義孝：生育時期別の潮風処理が水稲の収量に与える影響，56(4)，275-282．
  16. 王　秀峰・川角妙子・谷　宏：衛星データによる日平均気温推定のための基礎的研究−地上で測定した表面温度と日平均気温の関係について−，56(4)，283-294．
  17. 五十嵐大造・植松　斉・三浦泰昌：キャベツ凍害防止のためのべたがけ用資材の開発，56(4)，295-301．
  18. 辻　多聞・早川誠而・神近牧男・大槻恭一・高山　成：２次のクロージャーモデルを用いたソルゴー群落内外の乱流特性に関する研究，56(4)，303-310．

総　説

  1. 本條　毅：都市緑地の熱環境．56（3），227-233．
  2. 鳥谷　均・小林哲夫・塚本　修・黒瀬義孝・五十嵐大造・柏木良明・桑形恒男・谷　宏・森　牧人・脇水健次（局地気象研究部会）：局地風（2） 冷気の流れ，56(4)，311-316．

短　報

  1. 黒瀬義孝・唐　立松・大場和彦・丸山篤志・真木太一：8月から9月に中国トルファンに吹く強風の特徴，56(2)，123-128．

資　料

  1. アンドレア C. クック・ジョージ L. ボラリティス・原薗芳信：CO2泉源を利用した高濃度CO2長期暴露研究の日本における可能性（英文），56(1)，31-40．
  2. 鈴木　純：標高と気温の関係による山麓傾斜域の可能蒸発量と消費水量の評価，56（1），41-45．
  3. 坂東恭子：1999年（平成11年）の日本の気象の特徴，56(2)，129-136．
　

国際会議報告

  1. 北宅善昭・小林和彦：IGBP-GCTEフォーカス３会議（英国レディング大学），56(1)，47-50．

研究部会報告

  1. 耕地気象改善研究部会：シンポジウム「耕地環境における新しい計測･解析手法」−若手研究者による耕地における新しい計測手法の展開−，56(1)，51-53．