日本農業気象学会機関誌「農業気象」

第14巻(1958〜1959年)総目次


論 文

  1. 村田茂三:晩霜期前後に於ける茶葉の滲透圧の変化と気象環境との関連,14(1),1-5.
  2. 井上栄一:穂波の研究 (5)穂波上のエネルギー収支 ,14(1),6-8.
  3. 井上栄一・今井和彦・谷 信輝:耕地風の測定(7) ,14(1),9-14.
  4. 日下部正雄:稲作期間の気温(福岡についてのサンプル調査),14(1),15-18.
  5. 上原勝樹:大型水面自記蒸発計の試作について,14(1),19-21.
  6. 伊集院久吉:印度アッサム紅茶樹と気象(3) ,14(1),22-26.
  7. 飯塚一郎:果樹の風害と枝葉の物理的性質について,14(1),27-30.
  8. 田中貞雄・谷沢恒夫・柿沼 計・佐野 洋:樹林帯の防霜機能に関する研究 (2)傾斜地における樹林帯の防霜機能,14(1),33-36.
  9. 井上栄一:陽炎現象の研究 (1)陽炎の中の乱流輸送現象,14(2),41-44.
  10. 井上栄一・谷 信輝・今井和彦・礒部誠之:苗代における炭素同化作用の空気力学的測定,14(2),45-53.
  11. 日下部正雄:蒸発散位からみた福岡の無降水継続期間,14(2),54-56.
  12. 中川行夫:植物体温に関する研究 (第3報)苹果の袋掛栽培の環境について,14(2),57-60.
  13. 中川行夫:植物体温に関する研究 (第4報)果実内の温度分布について,14(2),61-64.
  14. 矢吹万寿:有効輻射計(輻射交換計)の試作について,14(2),65-68.
  15. 山本良三:起伏地形に於ける圃面の防風に就いて (3)地形と風,14(2),69-73.
  16. 坪井八十二・久保祐雄・藤間富子:水稲の開花授精に及ぼす風の影響 (1)処理時刻の影響,14(3),81-84.
  17. 坪井八十二・久保祐雄:風処理による水稲の体内水分の変化と被害[1],14(3),85-90. 田崎順郎:小豆花粉発芽に及ぼすフェーンの影響について,14(3),91-95.
  18. 山中貞雄・佐野 洋・谷沢但夫・柿沼 計:風蝕防止に関する研究 (6)畦幅と風蝕,14(3),96-100.
  19. 田中貞雄・谷沢但夫・佐野 洋・柿沼 計:風蝕の実態,14(3),101-104.
  20. 飯塚一郎:早春におけるびわの水分含量と天気との関係について,14(4),121-123.
  21. 田中貞雄・柿沼 計・高橋安雄:風蝕と蛔虫卵の飛散について,14(4),124-126.
  22. 西村国男・栗巾秀一郎:環境温度の野蚕の生育に及ぼす影響に関する研究 第5報 柞蚕の成虫分化に対する脳ホルモン分泌の有効となる臨界期と温度との関係,14(4),127-129.
  23. 西村国男・山田たけを:環境温度の野蚕の生育に及ぼす影響に関する研究 第6報 柞蚕の成虫分化有効積算温度について,14(4),130-132.
  24. 中川行夫・坪井八十二:地中に出入する熱量の一測定,14(4),133-136.
  25. 中川行夫・坪井八十二:植物体温に関する研究(第5報)−凍霜害対策としての氷結法及び燃焼法時の体温−,14(4),137-140.
  26. 坪井八十二・久保祐雄:水稲出穂期における風速の影響(1),14(4),141-144.
  27. 奥田節夫:児島湾締切後に於ける湖水塩分濃度の低下について,14(4),145-150.
  28. 坪井八十二・中川行夫:水稲出穂期における潮風の影響(2),14(4),151-153.

要 報

  1. 岡上正夫:スギの苗畑における風速の垂直分布と粗度径数,14(1),31-32.
  2. 日下部正雄:晩霜期の気温(福岡をサンプルとした調査),14(3),105-107.

講 話

  1. 井上栄一:オーストラリアの農業気象研究,14(1),37-40.
  2. 内島善兵衛:ソビエト農業気象研究 [T]熱収支研究について,14(2),74-78.
  3. 今井和彦:ソビエト農業気象研究 [U]接地気層の物理の研究,14(4),108-111.
  4. 中原孫吉:高原地及び寒地の農業気象学的研究,14(3),119-120.
  5. 久保祐雄:ソビエト農業気象 [V〕その発展過程と農業への応用について,14(4),158-160.

雑 報

  1. 小沢行雄:大学農学部における農業気象学の教育及び研究の現状について,14(2),64.
  2. 中原孫吉:国際生気侯生気象学会日本支部について,14(2),68.

討 論

昭和32年九州地方の冷害的気象と稲作の問題

  1. 司会 永松土己:(九州支部昭和32年度冬季例会シンポジウム),14(3),112-118.
  2. 佐藤正一:九州の稲作気候と昭和32年気侯の特徴,14(3),112-113.
  3. 瀬古秀生:昭和32年度晩期栽培水稲の稔実障害について,14(3),114-116.
  4. 広井順蔵・今里貫之:水稲の登熟期間の低温が登熟機能におよぼす影響について,14(3),116-118.

紹 介

  1. 新しい湿度計について −関東支部第三回測器談話会記事,14(4),154-157.
  2. 芝 亀吉:ミニマ湿度計について,14(4),154-155.
  3. 芹沢竜之介:セレン感湿要素について,14(4),155-156.
  4. 林 俊孝:光電式露点計について,156.
  5. 小林寿太郎:電気湿度計について,156-157.