日本農業気象学会機関誌「農業気象」

第9巻(1953〜1954年)総目次


原 著

  1. 松岡匡一・川上剛志:草地における土壌流亡について (1)春季における降雨と土壌流亡 ,9(1),4-6.
  2. 千葉 豪:泥炭地水田の用水量調査について,9(1),7-10.
  3. 佐藤正一:水田潅漑(第4報) 掛流の開始・停止に伴う地温の推移,9(1),11-12.
  4. 浅川富雄:長野市の気侯と裾花気流,9(1),13-16.
  5. 小林茂樹:稲穂の傾きより推定せる天竜谷川岸村秋季常風向図,9(1),17-19.
  6. 藤川 隆:胡瓜疫病に関する研究(第12報) 病原菌の発育並びに生殖器官形成と病原性に及ぼす温度の影響,9(1),20-22.
  7. 田中 稔:水稲冷害の実際的研究 (第7報)水稲の生育収量に及ぼす水田水温の影響,9(2),41-44.
  8. 羽生寿郎・山田幸兵衛:農業気象からみた八戸の山背風,9(2),45-48.
  9. 井上 桂・大田 巌:瀬戸内海地帯の禿山の気象について,9(2),49-52.
  10. 間野 浩・岡崎源二:盆地地形における夜間気温の急昇温について,9(2),53-55.
  11. 丸山栄三・山本祐三:冬季畑地における笹立ての役割について,9(2),56-58.
  12. 坪井八十二・中川行夫:水稲生育に伴う水田の微気象について,9(2),59-62.
  13. 谷 信輝:防風檣の機能に関する研究 −模型防風檣の風洞実験(その3)− ,9(2),63-65.
  14. 田中貞雄・谷沢恒夫・小寺新二:防風垣前後の風に関する研究 (2)防風垣前後の反対風,9(2),66-68.
  15. 日下部正雄:土壌水分の季節的変化について (2)半旬平均について,9(2),69-71.
  16. 中原孫吉・田原虎次・中沢宗一:畑地潅漑について(1),9(3&4),81-84.
  17. 中原孫吉・田原虎次・中沢宗一:麦畑の培土と地温其他について(2),9(3&4),85-87.
  18. 山崎 寿・西村国男・山田たけを:環境温度の野蚕の生育に対する影響に関する研究 (第1報)柞蚕蛾交尾中の温度の高低と精虫の行動並びに柞蚕卵の産下直後の低温接触と孵化との関係,9(3&4),88-90.
  19. 原 三郎:早期収量予想法について −早掘地帯における甘藷の気象感応試験から−,9(3&4),91-95.
  20. 佐藤正一:水田温度の概要把握法について,9(3&4),96-98.
  21. 岡本精純・泉 清一:関東地方に於ける昭和28年産小麦の凍霜害様相について,9(3&4),99-100.
  22. 本田親義:水稲の出穂期に於ける台風被害の一例,9(3&4),101-102.
  23. 日下部正雄:農業災害の地域区分に対する農業気象学的研究 (第5報)冷害の場合,9(3&4),103-106.
  24. 金関四郎・宮川逸平:温床内の微気象(1),9(3&4),107-108.
  25. 金関四郎:温床内の微気象(2),9(3&4),109-111.
  26. 田中一夫:クロマツ稚樹における降水の落下率について(第2報),9(3&4),112-114.
  27. 武智 修・菊池重次:栽植密度を異にする柑橘園の微気象について(1),9(3&4),115-118.
  28. 羽生寿郎・津川清治:株間蒸発量と水稲吸水量の一測定,9(3&4),119-120.
  29. 矢吹万寿:水田吸収率と水温について,9(3&4),121-124.
  30. 田中貞雄・谷沢恒夫・小寺新二:耕地の風蝕について(1),9(3&4),125-126.
  31. 荒井哲男:露の研究 (3)結露面の温度及び露量について,9(3&4),127-130.
  32. 内島善兵衛・三原義秋:温床紙の物理性とその効果に関する研究(1)通気性とその床内温度に対する効果について,9(3&4),131-135.
  33. 三沢春郎:長野県三大渓谷の春季気温について −ヒガンザクラ八分咲期日調査より推定しえたる−,9(3&4),136-138.
  34. 吉野正敏:根子岳斜面(長野県菅平・十の原)における最高最低気温(T)−小地域内の気温の日変化比較(その5)−,9(3&4),139-143.

要 報

  1. 内海徳太郎:宮城県に於ける水稲収量と気温との関係(1),9(2),77-78.
  2. 久保祐雄・坪井八十二:水稲の生育収量に及ぼす水温変化の影響(予報)(1)積算温度についての考え方 ,9(2),79-80.
  3. 大後美保・山中圀利:農業災害の地域区分に対する農業気象学的研究(第4報)  麦の凍害、特に埼玉県をサンプルとした場合,9(3&4),153.
  4. 大後美保・山中圀利:農業災害の地域区分に対する農業気象学的研究(第6報)冬の季節風による麦の風害,9(3&4),154.
  5. 茶屋道久吉:梅雨の夕晴について,9(3&4),155-156.
  6. 三沢勝衛・三沢春郎:季節風に関するフィトメーター(英文),9(3&4),157-158.

講 話

  1. 和達清夫:地形と気象,9(2),72-74.
  2. 梶浦 実:気象と果樹園芸,9(2),75-76.
  3. 高須謙一:微細気侯の観測並に研究,9(3&4),144-146.
  4. 谷 信輝:サーミスターについて,9(3&4),147-150.
  5. 三原義秋:雨滴と土壌侵蝕に関する研究,9(3&4),151-152.

雑 報

  1. 三原義秋:冷害管見,9(1),10.

シンポジウム報告

水温上昇に関するシンポジウム講演要旨及び討論記録

  1. 三原義秋:農業物理の面から見た水温上昇の諸問題,9(1),23-26.
  2. 田中 稔:稲作の面から見た水温上昇の問題,9(1),27-30.
  3. 深倉好美:土地改良事業における水温上昇の諸問題,9(1),31-36.
  4. 仁科伸彦:太田川水系の河川水温,9(1),37-39.